Typekit が Adobe Fonts に生まれ変わったようです

Adobe のフォントサービスライブラリである Typekit が2018年10月15日付で Adobe Fonts に生まれ変わりました。名称だけでなくサービス内容も一新され、今まで以上に使い勝手の良いサービスに進化しています。

TypekitはAdobe Fontsになりました – Adobe Creative Station

変更点一覧

大きな変更点は以下の通りです。

  • ポートフォリオプランやビジネスプランなどの複雑なプラン体系の撤廃。
  • 有償 Creative Cloud に登録すれば旧Typekitの機能全てが使用可能。
  • アクティベート数(従来での「同期数」)の上限が撤廃され無制限にアクティベートが可能。
  • Webフォントとして使用する際のPV数の上限が撤廃され、無制限に使用可能。
  • Webフォントとしてしか使えなかったフォントも全てデスクトップで使用可能に。

複雑なプラン体系の撤廃

従来のポートフォリオプラン、パフォーマンスプラン、ビジネスプランに分けられビジネスプランが利用量によってさらに細かく分けられるというような複雑なプラン体系が完全に撤廃され、『追加料金なしで全て無制限』という単一のサービスに一本化されました。

有償 Creative Cloud に登録すれば全機能が使用可能

従来は Creative Cloud コンプリートプランに登録すると Typekit のポートフォリオプランが付いてくるという形でしたが、今後は Creative Cloud の全ての有償プランで Adobe Fonts が使用可能となりました。

CREATIVE CLOUD プラン比較表

980円〜/月の Creative Cloud フォトプランでもちゃんと使用可能になるようです。

同期数、PV数の上限撤廃

従来はプランごとにフォントの同期数や Web フォント使用時の PV 数に上限が設けられていましたが、Adobe Fonts ではどちらも無制限で使用できるようになりました。同期数を気にして同期/非同期をやりくりする必要がなくなります。

「Webのみ」のフォント利用制限撤廃

Typekit では全体の2割ほどのフォントが Web フォントとしてのみ使用可能でしたが、それらの制限も撤廃され、全てのフォントがデスクトップアプリから使用できるようになりました。

おわり

あまり大々的に発表されなかった感がありますが、これはかなりアツイ変更なんじゃないでしょうか。Adobe も思い切ったことをしますね!

現在100弱の日本語フォントが使用可能となっています。モリサワパスポートなどと比べるとどうしても少なく感じてしまいますが、値段とバリエーションの豊富さ、さらに無制限で使用できるという点では十分実用的なのではないでしょうか。

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